阪神大震災から19年・・

19年前の今日は倒壊した庫裏や本堂の前に
ワゴン車を停め、車中で昨夜の残りのご飯で
冷たいおにぎりを作り、食べたのを覚えています。

6434人が亡くなった阪神大震災から19年を迎えました。

ご門徒の方々も亡くなられ
たくさんのご門徒の熱いおもいや願いで
建てられた新築の本堂も落成法要から3か月で全壊してしまいました。

今日は発生時刻の午前5時46分と午後2時に
本堂でお勤めがありました。

震災当時の気温を調べると
最高気温8℃最低気温1.4℃でした。
ちなみに今日は最高気温10℃が最低気温5℃と
今日より寒いのですが震災当日は寒かった事さえあまり感じませんでした。。

余震が頻繁に起こり
ヘリコプターの音でうるさく
土壁の匂いが辺りからしていました。

近所の方々と顔を合わせる度に
「大丈夫やった?」
「○○さんは?」などと
声をかけ合いみんなで心を支え合っていました。

周りのご門徒のお家も全半壊しておりましたが
当日や数日に、たくさんのボランティアの方々が駆けつけていただき
暖かい炊き出しをする事で人と人の会話や助け合い、絆は深まっていきました。
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それぞれ心身ともに大変で必死でしたが
みんなで頂いたご飯は笑顔もここぼれ、あたたかくおいしかった。
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倒壊した西林寺にご門主がおいでになられました。
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おかげで、その年の4月の花祭りには
遠近各地のお寺の子ども会のみんなに来て頂き
お寺がにぎやかになり盛り上がりました。
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神戸市では震災経験のない住民が4割を超えたといいます。
来年は20年の大きな節目を迎えますが
いま一度災害に対する意識を高め
復興過程で得られた知恵を震災経験者が
伝えていくことが大切だと感じます。

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