彩色
この度、ご門徒さまのご懇志により、
本堂内陣の親鸞聖人と蓮如聖人の下の襖を彩色をする事になりました。
彩色師が丁寧に施工しています。
その過程を見学に、若院が京都の彩色師の工房を訪ねさせていただきました。
工房内では2人で作業をしておられました。
直接、襖に絵を描くのではなく金箔紙の上に書いて襖に貼る様です。
池の中から蓮が咲いている描写です(出来上がりをお楽しみに)
この時は池の中を泳ぐ鯉がきれいに描かれていました。
色合いを出すためには数百種のこまかい色を塗りあわせ色をだしていくそうです。
襖が出来上がる過程も圧巻でしたが、
壁に並ぶ数々の瓶詰めされた色の多さにも驚かされました。
私も少しだけ筆で描かせていただきましたが緊張と集中力がとても必要な作業だと感じました。
私たちは多くは結果を見ることがあっても、
それがどの様な過程を経て私に届いているのかをなかなか目にすることは少ないですし、
興味のない部分かもしれません
しかし今回、職人さんが思いを込めて作る姿や過程を見れた事は本当に尊いご縁でした。
出来上がりは2月の下旬だそうです。
お内陣の正面から見ると目に入ってくる襖です、
どうぞ、お寺へお越しの際は注目していただきたいです。
出来上がりが楽しみです!